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- テレビ東京 【WBS】ワールドビジネスサテライトで佐々木製茶が紹介されました
昨日、テレビ東京の方が取材にいらっしゃいました。
番組では、日本とEUがEPA=経済連携協定の大枠合意で一致したことを明らかにしました。
そのなかで、お茶の関税と残留農薬基準について紹介されました。
現在、EUでは日本茶を輸入する際、3kg以上で袋詰めしたものであれば無税、3kg未満の場合に3.2%の関税がかけられています。
当社は100gや1kgパックのお茶を輸出することが多く、この関税が撤廃されることは大変有り難く、輸出量拡大のチャンスととらえています。
しかし、番組で紹介されたように、EUへ輸出する際の最大の障壁は「残留農薬基準」です。世界の中では最も厳しい数値が設定させているため、
基本的には無農薬栽培や有機栽培したお茶でないとクリアできる確率が低いのです。
幸い、農水省をはじめ関係者の長年の努力により、日本の有機JAS認定を受けたお茶であれば、EUでもオーガニック茶として流通できるように
なったことで、当社の有機栽培茶はEUに問題無く輸出することができるようになり、順調に実績を伸ばしております。
また、平成28年度の統計では、日本茶の生産量のうち、有機JASの格付けがされたお茶の比率は、約3.3%と圧倒的に少ないこともあり,
当社も同様の問題に直面しています。量が集まらないんです。
そこで当社は、有機栽培でない慣行栽培のお茶でもEU基準をクリアできないか、研究室で徹底的に研究し、
防除案を策定。龍崎さんをはじめとした生産家の皆さんに協力を求めました。
その結果、「かねじょう」の茶園は、できるだけ低農薬で育てることを実践し、慣行栽培品でもEU基準値をクリアできる、というお茶をたくさんつくれるよう頑張っています。